前回の続きです。

証人尋問を3日後に控えたある日、また権藤から電話が入りました。

権藤)取り下げの件どないや?

必殺)取り下げるつもりはありません。

権藤)そうか・・・

   ちょっと特別な提案があるんや、あんたにとっても悪い話じゃないで~

必殺)どんな話ですか?

権藤)電話じゃ、なんやから今日でも家に来てや~

※無視しようとも思ったのですが、

『特別な提案』が気になったので訪問することにしました。

必殺)こんにちは~

権藤)まあ入って

必殺)特別な提案ってなんですか?

権藤)条件さえ揃えば1ヶ月以内に出て行く用意がある。

   その条件をつめたいんや

必殺)条件と言うと?

権藤)要は立ち退き料や

必殺)いくらぐらい希望なんですか?

権藤)それはお宅が提示してえな

必殺)いくらと言われてもこちらは支払うつもりはありませんが・・・

権藤)まあ、あんたは裁判が長引いたら金がかかるやろ?

   だから提案してるんやで~

必殺)では具体的にいくらぐらいを希望しているんですか?

※だって5万円でいいよって言うなら、メンドクサイから払って終わりにしたいです。

権藤)前に地上げに来た業者は450万円って言ってたな~

   まあ2部屋あるから900万と言いたいけどな

必殺)そうですか・・・検討します

※まったく話になりません。

最近のアパート1室の立ち退き料金は50万円前後と聞きます。

権藤)いつまでに返事できる?

必殺)応じれるなら連絡しますよ

権藤)遅くとも証人尋問の前日までに連絡くれよ

こんな提案がなされました。

こちらとしてはそんな条件は全く飲むつもりはありません。

こんなことで呼び出すな!!って感じです。

なにも特別な提案(特別な情報)はない無駄な交渉だったのですが、

権藤からすれば、『金で解決できるぞ~』

と誘い水をかけてきたつもりなんでしょう

ココで少々まとめ

○原告の主張としては家賃の未払いがある。(A室B室合わせて約100万円)

 権藤は当初、家賃滞納はないと主張していたが、

 銀行の入出金明細を証拠として提出したところ、

 階上からの漏水事故での被害と相殺した旨の主張に変更

○A号室とB号室との間の壁が撤去されている件

 権藤は元管理人(小西)に許可を得ていると主張しているがどうも嘘くさい

 そのため証人尋問を極端に避けている様子 

○権藤が裁判でなく裏で交渉し取り下げを求めるのか?

 権藤は生活保護を受給(本人自身が言っていた)しており、

 もし権藤が勝訴しても賠償金等の金は本人には入らない

 この場合は役所(国)に入ります。だって生活保護だからね!

 だから裁判上での和解ではなく、裁判を取下げての終結を望んでいる

そんなこんなで、いよいよ次回は証人尋問での出来事を書きたいと思います。

続く・・・

 

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