強制執行シリーズのつづきです。
今回は強制執行当日に書きたいと思います。
当日朝10時に執行官と物件前で待ち合わせて、
イザ突撃です!
執行官が滞納者の部屋をノックします。
トントン、トントン、トントン、トントン、
執行官:留守かな?
必 殺:いや、生活保護ですので、おそらく居ますよ
執行官:西田さん~、留守ですか~、カギを開けますよ~
室内から、「はい~?」とダルそうな返事がありました。
やはり室内に居る様子です。
『ココが強制執行のポイントで、
相手が留守だろうか、居留守だろうか、関係ありません。
裁判所の職権で合鍵で勝手に解錠して入室して良いんです。』
執行官:裁判所からです。開けてください。
カギがガチャっと開き、室内から入居者が出てきました。
執行官:(執行官手帳を提示し)今日は裁判所命令で明渡しの予告にきました。
入居者:はいはい、
※寝起きの様子で受け答えしています
執行官:4月3日に強制的に荷物を搬出しますので、それまでに引越しするなりしてください。
入居者:はいはい、それまでには出て行くよ
※あまりに当たり前に受け答えしているので、ちょっとムカついた私はケンカを売ってみました。
※だって、おそらくですが前の部屋でも追い出されたんでしょう、凄く慣れています。
必 殺:国から金貰って家賃滞納して良い身分やの~?
入居者:生活保護費なんて少ないもんや、そんなんじゃ暮されへん
必 殺:家賃分は市から支給されてるんやろ?
入居者:そんなん直ぐなくなってしまう。
必 殺:それなら屋根のある部屋に住めへんで公園にでも住めや!
ココで執行官が割って入り
執行官:まあまあ、家賃を払わないから強制執行で解決するわけですから・・・
入居者:今月2ヶ月入れる・・・・ぶつぶつ、文句言いやがって・・・ぶつぶつ
執行官:といわけで執行をする旨の告知を壁に貼りますね~
※現地では写真を撮れませんので、執行調書から抜粋
この日はコレで終了です。
さあ~入居者はどうするのか?
滞納分を入金するか?
それとも諦めて引越しするか??
とことん強制執行のその日まで居座るのか???
4月3日の強制執行断行でハッキリします。
つづく?
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