前回までで不動産業者とメールを使って関係を築く方法は一旦一区切りです。

今回からは、実際に不動産業者に会いに行き、
業者と関係を築いていく方法についてお伝えしていこうと思います。

メールで仲良くなることが出来た業者の方とは
引き続き関係維持に努めましょう!

まずは地域を決める

 

実際に不動産業者に会いに行く場合、
交通費と時間がかかりますから、そのあたりを踏まえて
場所を設定する必要があります。

このコラムは業者との関係作りに特化しておりますので、
どの地域にするべきか、といった情報は省略させて頂きます。

ただ、何回もその地域に行く可能性があることを踏まえ、
遠すぎない地域を選ぶことを心がけましょう。

個人的には、所要時間よりもいかに快適に
現地まで行くことができるかどうか
が重要と考えています。

例えば、伊藤は所有している物件までは
普通電車で2時間半弱かかるのですが、
いつもグリーン車を使って一本で行くことができるので、
どれだけ時間がかかっても負担は感じません。
グリーン車使っても新幹線より安いですし。
(電車の中で黙々とメルマガを書いたりしています。)

逆に、乗り換えが多かったり、車でも渋滞が頻繁に発生するような場所は
避けた方が良いですね。

現地までの移動が負担である場合、
基本的には続きません。

訪問先の不動産業者を絞り込む

 

地域を決めた後は、実際にその地域の
不動産業者を探していきましょう。

やり方は簡単です。

例えば宇都宮に行く場合、探す方法は、検索エンジンで
「宇都宮 不動産」と検索すれば簡単に出てきます。

楽待さんで宇都宮の物件を検索し、
そこに出てくる業者にあたってみるのも良いですね。

この段階で行くべき会社を絞り込むか?という選択肢がありますが、
伊藤の考えでは、絞り込まない方が良いと考えています。

何故なら、どの不動産業者がどんな情報を持っているか分からないからです。

一点、業者を決める際に参考になるのが、
免許番号内のかっこの表示です。このかっこの中の数字が
何を表しているかというと、その会社が何年間不動産業を
やっているのか、ということを示したものです。

○○県知事(5)第1234号

などの(5)の部分です。基本的にはこのかっこ内の数字 x 5をすることに
よって何年不動産業を営んでいるかを知ることができます。

つまり、この数字が大きければ大きいほど
不動産業に携わっている期間が長いということになります。

とくに、バブル期をまたいで今でも不動産業を営んでいる会社
堅実な会社であることが期待できます。

業者を絞り込んだら、実際に現地に行き、突撃訪問してみましょう!

事前のアポ取りは必要か

 

ここでも一つ議論があります。事前にアポ取りをした上で行った方が良いのか、
それともアポなしで突撃訪問した方が良いのか、という点です。

これに関する伊藤の見解は、アポなしで突撃訪問した方が良い、です。

これも上述の理由と同じで、どの不動産業者がどんな情報を
持っているか分からないということが挙げられます。

ある業者とは20分しか話さないかもしれませんし、
はたまた別の会社とは話が盛り上がって2時間話すかもしれません。

また、電話で相談すると基本的には社長ではなく担当者が
電話に出ますので、担当者とアポを入れてしまうと
社長と話すチャンスを逃すことにも繋がりかねません。

さあ、仲介業者に会いに行こう!

これで情報が揃いました。
さあ、これらの情報を元に業者に会いに行きましょう!

とはまだ言い切れません。

ここからが本日のコラムの重要なポイントです。

ただ会いにいくだけでは、
相手の印象に残すことはできません。

では、印象を残すためにどうすれば良いのでしょうか。

業者に顔を覚えて貰う為に行うべきこと、
それはプロフィールシートの作成です。

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プロフィールシートは要は履歴書です。あなたの経歴や不動産投資に
興味を持ったきっかけなどを記載すれば問題ありません。

ただ、それだけでも80%ぐらいの確率でいつの間にか相手からは
忘れさられてしまうと思います。

忘れられない為には、相手にとってメリットがあると
感じさせることが重要です。

つまり、不動産業者にとってメリットがあるような
情報をプロフィールシートに入れるのです。

いやいや、そんな不動産業者にとってメリットがある
情報なんて持っていないよ、と思っているあなた、

そんなことはありません!

例えば、

出版社であれば不動産業者の書籍の出版を検討する。

広告代理店であればホームページの閲覧数があがるような
キャッチコピーを考えてあげる

住宅メーカーであれば最新のリフォーム情勢や
新築物件のマーケット情報を伝える

食品メーカーであれば新商品をプレゼントしてあげる。

システムエンジニアであれば不動産業者のHPの
SEO対策を施してあげる。

税理士であれば不動産業者の税務対策をしてあげる。

小売業であれば新規出店地域情報などを伝えてあげる。

公務員であれば働いている地方の情報を整理して伝えてあげる

銀行員であれば今後の融資情勢を伝えてあげる

証券会社であれば(インサイダーではなく)個人的な意見として
今後上昇が期待される株の情報を伝えてあげる

旅行代理店であれば、おススメの国の裏情報を教えてあげる

何でも良いとまでは言わないですが、探せばきっとあるはずです。

もちろんあなたのそのスキルが不動産業者にとって
メリットがないこともあるかもしれません。

そしたらしょうがないですね(笑)

けど、100人の不動産業者に会えば旅行好きな人が1人は
いると思います。

とにかく数多くの不動産業者を回ることが大切です。

ただ、どうしても仲良くなりたい業者がいるにも関わらず、
相手に提示できるメリットがない、といったことも
考えられますよね。

そういった場合はどうすれば良いのか?

その答えは次回のコラムでお伝えしようと思います。