前回までのコラムを実践された方は、
不動産業者との関係を築き始めることができたか、
もしくは実際に不動産業者に訪問をする中で、
この業者とは仲良くなりたい!と思える業者を見つけることが
出来たのではないかと思います。
業者に踏み込む為のちょっとした裏技を紹介
今回は、もう一つ業者に踏み込みたいけど
踏み込めないなあ、という方の為に、とっておきの
裏技をご紹介しようと思います。
これもこのコラムで書くかどうか悩んだのですが、
伊藤のコラムを読んで頂いているあなたに
感謝の気持ちを込めて紹介してしまいます!
その裏ワザとは、
「あなたがネットから見つけた優良物件を
仲良くなりたい不動産業者に持ち込む」
です。
これを伊藤は逆楽待と呼んでいます。
(余談です。)
不動産業者も忙しいときなどは毎日不動産の情報を
チェックしたりすることはできません。
不動産業者はお客さん対応が続くとかなり
時間を取られてしまうこともしばしば。
数件の物件を紹介していれば2~3時間の時間が
かかってしまうことも珍しくありません。
忙しいときに優良な情報がポータルサイトに掲載されている!
くやしい!と言っている不動産業者の声が
聞こえてきそうです。(いや、本当に)
そんな中、スピード勝負で市場に出ている物件の
買手を見つけて成約まで持っていくというのは
意外に難しいことだったりします。
ちょっと出遅れただけで、買う機会を逃してしまった
ということもざらにあります。
そこで、あなたからの逆楽待が活きてくるのです。
不動産業者からすると物件を探す手間が省け、
なおかつ仲介手数料も入ってくるということがメリットである一方、
あなたにとっても信頼できる不動産業者に相談をしていることから、
その業者もやみくもにあなたに物件を売りつけるのではなく、
本当に良い物件かどうか吟味をしてくれる可能性が高まり、
結果としてババ物件を買わずに済む可能性が高まるというメリットがあります。
ここで一つ、楽待で紹介頂いた物件を他の業者に紹介すること、
これは一発レッドカードです。
あなたに物件を紹介してくれた業者からの信頼を一発で
完全に失う行為ですので、絶対にやめましょう。
あなたが業者に紹介しても良い物件は、
あなたが不動産ポータルサイトで見つけた物件だけです。
もちろん場合によっては不動産業者から
「なんでわざわざ自分に紹介してくれるんだろう」
と思われてしまうこと、すなわちまだ不動産業者との間で
関係がほとんどできていない、ということも考えられると思います。
そう思われてしまったら思われてしまったでしょうがないです(笑)
ただ、少なくともあなたが一生懸命物件を探し、
その物件を紹介したという事実はしっかりと残ります。
そして、前のコラムにも記載させて頂きましたが、
返報性の理論から考えると、あなたが物件を紹介したら、
不動産業者としても何か良い物件をお返しに紹介してあげないと、
と思ってくれるかもしれません。
物件購入に向け、具体的な検討段階まで進めば少なくとも
不動産業者と会話する回数は格段に増えます。そして最終的に物件が
買えなかったとしても、少なくとも間違いなく業者にとって
あなたは大事なお客さんの一人になるはずです。
ただ、とにかくやみくもに物件を業者に紹介してもいけないです。
あなたが必死に探して、良い!と思った物件だけ紹介することを心がけて下さい。
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