1年6ヶ月で有り金全部を投入

 私のコラムを表示いただき、ありがとうございます、ボンビー・リノベーター(以下ボンビー)です。今回はボンビーの投資戦略、現金主義投資の紹介です。アパート投資としては珍しい現金主義ですが、地方の築古戸建であれば100万で買えるモノもありますし、結構誰でもできる方法の1つと思います。ただし、お勧めはしませんので、参考としてお読み下さい。

札束

 ボンビーは、1年6ヶ月の間、ひたすら戸建、アパートを買い続け、20数年かけて貯めた世帯貯金の全てを、アパート投資に投入しました。17軒購入しました。

現金主義投資戦略

 地方には、居住者のいない築古家屋が多く存在します。その中には、日本が車社会になる前に建築されたため、車庫が造れない土地構造の物件もあります。こういった物件は、購入する人はほとんどいません。しかし一方、家賃が安ければ、駐車場のない貸家にも需要があり、駐車場は近所に借りればいいと考える入居者は結構います。

 これらの物件を100万程度で購入し、良質なリノベーションを格安で施して賃貸提供するのが、ボンビーの投資戦略です。似た手法をとる投資家はほとんど無く、業者もこのような物件を相手にしないため、実に買い易いです。何年も売れないで悩んでらした売主様にも感謝され、気持の良い取引ができます。収益率も、購入費用、リフォーム費用、諸経費、維持管理費を全て計算に入れて、20%を超えます。

 相場の格言に、「人の行く裏に道有り、花の道」というのがありますね。

 但し、1件ごとに金額が安すぎ、かつ、物件に担保価値がないため、銀行融資は期待できず、現金主義にならざる得ません。また、築古のため、入居付けは手こずります。ボンビーの場合は、不動産さんに広告費を多めに出す事で対応しています。

1年経った頃

 こうして投資をスタートして1年が経過した頃、妻が状況と、貯金の残高を尋ねてきたため、答えました。妻は「やはり、もう止めよう。買った物件は、全部売ろう。」と震える声で訴えました。20数年かけて貯めた彼女のパート収入の貯金の全てと、ボンビーの給与からの社内預金のほとんどが、無くなっている事を知ったのです。いつも強い妻のこんな顔を見るのは、本当につらかった。

 リフォームがまだ十分でなく、物件のほとんどが空き家だったため、ボンビーにも恐怖がありました。しかし、あえて明るく、「大丈夫だよ、来年には満室になり、毎月結構な収入が入るんだよ。」と、言うしかありませんでした。売るのが困難な物件がほとんどであり、経営を続ける以外の道はありませんし。

 ボンビー夫婦は、無借金経営でも強烈なプレッシャーでした。何千万、何億の借入をし、かつ、十分なリスク管理を行うサラリーマンも多いですが、本当に尊敬します。大きく稼ぐには、大きな胆力が必要なのでしょう。ボンビー達は、チキンなりに小さくいきます。

次回は、明治の洋館建築仕立ての格安リノベーション

 ボンビーの物件の中で、2番目に古いものです。築52年モノですが、輸入建材で成功した社長さんのご自宅で、大正期の洋館を思わせます。但し、かなり荒屋敷でした。