こんにちは。今回は低コストを実現する為の茂助流リフォームテクニックを紹介します。
詳細な仕様図の作成
リフォーム費用を400万円が実現すれば高収益が期待できます。でも、それを実現するためには過去に実施した規模以上のコストダウンをしなければなりません。
その為にはまずは自分できちんとシェアハウスのコンセプトを確立し、基本となる間取りや仕様を提示しなければならないと考え、細かく仕様を決めてエクセルで描いたレイアウト図に詳細に記入しました。
イメージ図の作成
しかし、これだけでは自分の持っているラウンジのイメージが伝わりません。そこで、手書きでイメージ図を作成しました。小学校、中学校の美術の成績は惨憺たるものだった茂助が描いた絵ですのでとっても下手。でも、下手でもこうやって自分の持っているイメージを伝えるには良い方だと思います。
業者と一緒にアイデア検討
これらを元に再度Y本建設と一緒に更なるアイデアを検討しました。
Y本社長だけでなく、現場監督のM原さん、スーパーマルチ職人のN木さんも呼んで一緒に知恵を絞りました。
その結果、予算をラウンジに重点的配分し、個室は極力シンプルな工事にすることにしました。
具体的には、
☆ 個室は天井は張替え、入口のドアと押し入れの引き戸は交換する
そのほかは基本的に現状通りとしました。
すなわち
☆ 畳は表替えのみ
☆ 壁は土壁の上にペンキ塗装
☆ 柱も塗装仕上げ
ラウンジについてはコストを掛けないものの快適に過ごせるよういろいろと考慮しました。
ポイントは狭さを感じさせないようにすること
具体的には
☆ 丸テーブルと丸腰掛けを置きスペースを有効に使える様にする
☆ 扉は引き戸や折戸を採用し、スペース効率を向上させる
☆ (当時未だ珍しい)液晶テレビを置くことでスペースを稼ぐ
☆ 壁紙は部屋が広く見えるようにライトブルーの縞模様にする
最初の見積結果は予算をオーバーしたものの、優先順位の低いものは削除したり、代わりの工法を検討するなどして何とか予算内に見積もり額が収まるようになりました。
但し、追加工事が発生した場合は予算オーバーとなりますので、一切追加なしと言う決意で臨みました。(実際にはこの方針は現実的でなく、最終的には予算を少しオーバーしました)
振り返ってみると
今回はこの詳細な仕様図とイメージ図を作成したのが非常に効果的でした。
特にイメージ図があるために自分の考えが関係者全員にきちんと伝える事が出来、それを元に更なるアイデアを提供して頂けました。
工事中もラウンジにこの絵を貼り付けることにより職人さんにも完成イメージが伝わり工事ミスが少なくなるという効果もありました。
工事開始直前に思わぬ障害が
さて、こうやって何とか予算内に見積額に収まり工事を始める事になりましたが、開始直前に大きな問題が発生してそれが大きな障害になってしまいました。
果たしてその原因とは?
つづく
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