こんにちは。びんとろどんです。さて、今回は、つい最近の出来事についてお話しします。

アベノミクス効果を狙うものの…

 昨年よりアベノミクス効果で、不動産価格上昇なんて話がチラホラと耳に入る様になりました。3年前の民主党政権時代のデフレ期に清水の舞台から飛び降りるつもりで購入した〇千万円の一棟モノ。近くに地下鉄の駅が出来るという話もあり、ここはいっちょ売りに出してみるか、という事で、懇意にしている不動産屋さんにお願いして売りに出す事にしました。

 しかし、単純に買値で売るわけにもいきません。何しろ短期売却の場合は、税金をがっぽり取られます。国税庁のページを見ると…

 

 課税短期譲渡所得金額=譲渡価額-(取得費+譲渡費用)-特別控除

 税額=課税短期譲渡所得金額×30%(住民税9%)

(注) 平成25年から平成49年までは、復興特別所得税として各年分の基準所得税額の2.1%を所得税と併せて申告・納付することになります。

 

 …復興特別所得税!?こんなものまでかかる様になってしまいました。とにかく、ローンで購入した物件の残額をクリアしただけでは喜んではいられません。税金を支払う事も計算して売値を決める必要があります。とりあえず、強気に買値の1.7倍くらいで出してみる事にしました。

 

 しかし、アベノミクス効果といえども、そうそうバブル期の様にはいきません。地理的に地方の物件という事もありますが、東日本大震災でのダメージもあり、また築40年近い物件でしたので、不動産屋さんに問い合わせは入るものの、指値で7000万減額とか、もう話にならない様な問い合わせばかりだったそうです。一応、1.5倍くらいまで下げてみたものの全く良い話もなく、まぁ、気長に待つか、という事で楽待のコラムを書き始め、不動産屋さんに報告なんてしていた矢先の事でした…。

満額買付

「楽待ち新聞がとても面白かったので
 コメントしようと思ったら
 こんな紙が・・

 どうしましょう。。満額。

 この件でご連絡下さい。」

えぇっ!?

買主は地元の建築関係の社長さんとの事。ローンではなく、現金一括で、との事なので、こりゃまた気前の良い方がいるものだ、な~んて思っていました。ただ、翌週には契約、その次の週には決済を終え、物件の引き渡し希望との事…。スケジュールがめちゃくちゃタイトです。まず、直近のレントロールなどの必要書類をかき集め、不動産屋さんに送付。次に、銀行のローン繰上げには申し込んでから営業日で10日間必要との事。早速、借入先の銀行との折衝を開始し、仕事前に銀行に立ち寄って申込み書を記載し、ようやくホッと一息ついたところでした…。

瑕疵担保が条件

不動産屋さんから連絡があり、どうも満額買付の条件として、瑕疵担保を3か月つけて欲しいとの事。もちろんこちらは個人ですから、あくまで現況有姿、瑕疵担保免責である事をうたって売りに出しています。にも関わらず、物件を見て瑕疵担保を付けて欲しいって…。しかも買主さんは建築関係との事ですので、少なくともプロです。プロの目から見て、決済後にあれもこれもと言われでもしたら、たまったものではありません。当然最初はお断りしたのですが、再度連絡があり、悩んだ末、しぶしぶ一か月という事で承諾しました。

どうも、色々と急かされた感があり、何だか嫌な予感がし始めました…。

それでも手続きは進んでいく…

一応、こちらとしては先方の条件を飲んだので、あとは粛々と進めていくだけだと思っていました。平日の契約および決済希望との事でしたので、私が地方まで赴く事は出来ず、基本的には委任状を記載して不動産屋さんにお任せする事にしていました。すると、先方の司法書士の先生が一度私と会っておきたいとの事で、電話で日程調整をして、会う段取りも決めました。また、週末には不動産屋さんに訪問し、色々な資料を渡し、委任状にも押印しました。これで、あとは翌週の契約、翌々週の決済と進むだけ…のはずでした。

まさかの…

そして契約日前日。契約書に押印するため、不動産屋さんが私の職場まで来て下さったのですが、どうも先方の仲介業者から不動産屋さんに連絡があり、買主さんがここにきて、契約締結を迷っているとの事。買主の奥様からは特約条項の記載文が気にくわないとの事で反対にあい、息子さんからは屋上の手入れがされていないので、雨漏りがあるのでは?との指摘があって、契約日前日となって悩み始めたとの事。私も不動産屋さんも呆れ、「で、結局どういう条件なら良いの?」と先方に問いただしたところ、最終的に来た連絡は…まさかの 2000万円の減額申し入れ…。

満額買付だからと瑕疵担保も一か月付け、その上、契約日直前の前日になって、この額の減額申し入れとは…人を馬鹿にし過ぎです。私も不動産屋さんも、即「やめましょう」で意見が一致し、お断りの連絡を入れる事となりました。

満額買付を入れておいて、後から条件を次々と出してくる…そして、結局満額どころか、2000万もの減額を迫るって、不動産売買の暗黙のルールを全く無視したこのやり方に呆れるばかりです。私は、不動産屋さんに「今度、この人からたとえ満額の申込みがあっても、絶対に受けないで下さい。私はこういう人とは一切取引をしたくありません。」とお話しました。不動産屋さんも同意だった様です。

本当、不動産の売買って、知らない他人同士が取引をするので、人と人との縁だと思います。不可抗力ならいざ知らず意図的にこの様な事をされ、私も不動産屋さんも、銀行の方も、本当に骨折り損のくたびれ儲けでした。交通費、駐車場代、住民票、印鑑証明書など、それなりにコストもかかり、労力もかかっています。減額を申し入れるなら、買付を入れる前に申し入れるのが暗黙のルールかと思います。今回の様な輩には、例えお金持ちだったとしても絶対に関わりたくありません…皆様もお気を付け下さい。