みなさまこんにちは。

複数棟を持つ現役オーナー兼、

元不動産デベロッパー社員の不動産投資コンサルタントの、

元デベ大家@泉和でございます。

 

巷では、マレーシア投資やら、デトロイト投資やら、様々な海外投資があります。

日本の不動産高騰を受けて(受ける前からも)、

海外不動産投資!という謳い文句をとても多く目にしてきました。

 

書籍だけでなく、実際に自分が客として行った方が早いということで、

具体的な社名は出しませんが、いくつかに顔を出してきました。

その結果を、こちらに共有したいと思います。

細かな注意点などは各種書籍やセミナーに参加すればわかると思いますので、

そちらは割愛させて頂き、所感をメインに書いて参ります。

 

ただ、結論は私は日本の不動産以外は買わない、ということです。

 

物件出口について

特にアメリカで顕著ですが、地域によっては、

まだリーマンショック前の水準まで回復していないところがあります。

リゾート開発でキャピタルゲイン狙いの東南アジアも同じですね。

そこに目をつけて、数年保有して上昇した頃に売却!

ということをよく言われました。

 

しかし、本当にリーマンショック前の水準まで回復するかは分かりませんし、

その観光地が流行するかどうかも分かりません。

例えばアメリカでも日本と同じように土地の良し悪しによって、

売却値動きは本当に様々であると分かりました。

 

海外では確かに建物の築年数・価値をそんなに重要視しない傾向もありますが、

不動産判断の為に大事な「土地勘」がないので、そこは怖いと思っています。

最終的に判断するのは自分ですしね。

 

更に、そのような状況以外にも、懸念するべき状況がありました。

 

基本的にやりとりは自分と現地管理会社で行う事

日本の不動産投資でも同じことですが、

海外不動産投資を勧める業者の方の中には、管理業者との橋渡しを行っていない。

つまり、売買の斡旋だけして後の管理は現地業者とお客様でやってね、

という会社様もいました。

 

ビジネス英語を難なく使いこなすレベルの方なら良いかもしれませんが、

現地の商習慣も分からずに日常英語レベルの日本人が、

現地不動産の世界の猛者とビジネスをするのは、非常にリスキーと考えました。

 

更に、コミュニケーションや現地の土地勘という問題が解決できたとしても、

それでも私が海外投資を躊躇する理由は、以下の物です。

 

 

現地で信頼できる業者が、非常に少ない(いない?)

問題は、これに尽きます。

他の問題は自分で頑張って解決なり回避したりできるかもしれませんが、

日本の不動産の世界では決して起きない、ルーズさが海外では普通にあります。

それが文化なので、私が何かをするというレベルではないのです。

 

連絡が1日2日来ないことはザラ、

指示をした作業などをしていないこともザラ、
(やろうとしていた、などと平気で嘘もつく)

見積もりを取らずに作業を勝手にしているなどもザラ、

挙句の果てには名義変更をしていないトラブルもあった、と聞きました。

 

既にテナントが入っている物件ならば当面は問題もないでしょうが、

何か動きがあって始めて苦労をして、

結果的に地獄を見る人も多いというのが、ヒアリングで感じたところです。

 

これら問題を考えた時に、仮に自分の英語がビジネスレベルまでできたとしても、

大きな手間・ストレスを掛けてまでやる意味は無いと感じました。

 

逆に考えると、完全に日本人が日本的なサービスを現地で行えれば、

現地の管理会社から顧客を勝ち取れる仕組みが作れるかもしれません。

(日本の管理会社様、頑張って!そうしたら私も買うかもです)

 

そんなわけで、少し美味しい話に見えようが、

ミドルリスクミドルリターンで日本不動産で資産構築するのが良いと思います。

 

日本の不動産でもハイリスクを背景にハイリターンを得る手法もあります。

わざわざ海外特有のリスクを背負ってまで、手を出さなくても良いかな、と。

 

自国の不動産ですら、注視していないと非常に難しい状況の中、

海外不動産投資を行うには、手間もリスクもありすぎるな、という所感でした。

 

どうにか税金を逃れるために、

海外不動産や海外銀行を利用した手法を利用する方もいますが、

払うべきものは払うべき国に、適切な方法で払う。

それが日本国民としても大事なのではないかと、少し思ったりもします。

あくまでスタンスは、脱税ではなく節税の、元デベ@泉和でございます。

 

以上、お読み頂きありがとうございました。

今月はたくさん記事を投下しますので、宜しくお願いします。