こんにちは。

複数棟を持つ現役オーナー兼、

元不動産デベロッパー社員で不動産投資コンサルタントの、

元デベ大家@泉和でございます。

 

今回は、皆様の夢である「リタイヤ」「セミリタイヤ」について、

私は小さなコンサルタントながら、

実際に触れてきた事例をもとにお話ししたいと思います。

 

不動産投資でリタイヤとは?

不動産投資でリタイヤというのは、皆様が夢見る最終形態の一つです。

「不動産収入だけで暮らしています。」

「何もしなくても寝ているだけで家賃が入ってきます。」

「一生懸命働いていた時と比べて、家賃生活は人生が充実しています。」

などというのは、かなりの人が憧れる、夢のような美辞麗句です。

 

そこで、「夢を実現した!セミリタイヤ!」と、投資家の皆様は良く書きます。

この楽待コラムでも、リタイヤ関係の記事は良く伸びている印象です。

 

しかし、「本当にリタイヤできているのか?」と疑問に思うこともあります。

(会社は辞めて、不動産投資関係の仕事を忙しく行っている方もいます)

 

残念ながらリタイヤ・セミリタイヤという言葉に明確な定義は無く、

【とりあえず不動産を買って会社を辞めました】

という方も不動産投資界では「リタイヤ・セミリタイヤ」と言って良いようです。

人それぞれ、リタイヤの定義はあるでしょうから、

そうなりたいという具体的な理想像を描くことが重要ですね。

それがあなたの不動産投資の目標=理想のリタイヤの姿となります。

(セミ)リタイヤは物凄く大変

しかし、そうは言っても「会社を辞める」という決断は、

相当勇気がいる決断となることでしょう。

不動産投資を展開できるほどの、高属性の方ならば尚更です。

 

自分の人生のリスクを考えた時に、サラリーマンでいることの方がリスクが高い。

そう考えた方が、サラリーマンのセミリタイヤに踏み切れるのだと思っています。

 

とはいえ、リタイヤしても現在の生活レベルを落としたくはないでしょう。

生活費に不動産収入を充当したら、万が一の不動産保全措置も不安でしょう。

長期的に考えたら買い替えなど資産の回転・修繕など資産の整備もしないと、

現状の不動産収入を維持することさえできません。

なんだか、とってもお金がかかるような気がしてきませんか?

 

サラリーマンをやめれば一般的に銀行与信に響くだけでなく、

安定収入の柱を一つ失うことにもなります。

 

リタイヤする為に必要な条件

そこを回避するためには、しっかり不動産投資専用の法人を、

確実に黒字で運営する必要があります。

銀行でもプロパー融資の持ち込みで良く言われますが、

「既に資産をお持ちで、更に拡大する融資ならやりやすい」

「資産管理業ではなく、資産を拡大する為の融資はリスクが高い」

ならば、どうするか。

銀行が言う「既に資産をお持ち」の人になるしかありません。

それからでないと、リタイヤ生活は止まってしまうかもしれません。

 

私は、不動産投資初心者様が思い描く、

「何棟か買ってすぐセミリタイヤ!」

というのは、現実的には厳しいのではないかと思います。

 

リタイヤをしたけれど資金繰りに困っている方、

再就職したけれど前職より収入が下がり、不動産収入を入れた生涯年収が

「前職に在職し続けて退職金を満額もらう場合」より下がってしまった方、

弊社の個別面談で何人か目にしたことがあります。

それだけ、リスクもある行為がリタイヤ・セミリタイヤなのです。

リタイヤの一つの形(私の例)

私の場合は通常の投資家様とは少し違い、

不動産投資を事業として行っていくことを考え、

不動産投資コンサルタントも行うことを見据えた上でのリタイヤでした。

 

世間的に見れば私のリタイヤは、

「年収1000万円以上確実な住友不動産総合職の地位を捨てるなど、

気でも狂ったのか?」

と思われたことでしょう。

 

現状はコンサルタントとして忙しく働いていますが、

不動産投資界でよく言われる「リタイヤ」は果たしました。

会社を辞めたからです。

 

大きく変わった点は、

大企業時代と比べればストレスも自由にできる時間も、全く変わりました。

収入は不動産収入分も含め、現在の方が多くなったことは言うまでもありません。

 

ですが、忙しく働いているので全くリタイヤができた感はありません。

私が完全にリタイヤして隠居生活に似た暮らしをするには、

少なく見ても10年はかかることでしょう。

 

そもそも早期リタイヤなんてできるのか?

恐らく、不動産投資をなさっている方で、完璧にリタイヤできている方は、

多くは無いことでしょう。

元有名投資家で、今は何も世間に発信していない、海外に移住した等の方は、

リタイヤに成功している例なのかもしれませんね。

 

もしくは、バブル後の不動産投資黎明期に始められた方で、

それから20年ほど経った今、地主のようなレベルになった方くらいでしょうか。

 

そのような方ならば、もう世間的リタイヤの年齢になっているかもしれませんね。

 

私なりの結論ですが、人生の早い段階で

リスクもヘッジできている完全なリタイヤを実現できる方は、

ほとんどいない印象です。

ただ会社を辞めた人、他の仕事をやりながら不動産投資をしている人は、

たくさんいます。

 

そんな現状でも、リスクの高い投資を爆発的に連続的に成功させ、

短期で超多額の資産を築き、地主に似たような事業スキームに移行できれば、

若くしてもリタイヤは可能かと思います。

 

しかし、その為には個人様の御属性も高い必要があり、

その地位に上り詰めるまで、相当の期間が必要なことでしょう。

リスクの高い投資を成功させ続ける運も必要です。

 

皆様の夢を砕くかもしれませんが、敢えて書きます。

自分の収入なりに求める副収入を決め、

リスク少なく・しかし確実に人生を潤す副収入を得ることが、

不動産投資の王道的手法としてオススメできると思います。

 

もしくは、完璧なリタイヤ生活(隠居)ではなく、

不動産投資での副収入を利用して生活レベルを落とさず、

現状のサラリーマン収入が多少減ってもストレスの少ない環境に変えたい、

等の理由ならリタイヤもありだと思います。

 

 

以上で、今回の記事を結ばせて頂きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。