工事代を半分にするノウハウを、ご説明します。

(なぜかと言うと、たまには役に立つことを書こうと思ったからです)

まずは、異常に基礎的な内容ですが、「分離発注+材料支給」です。

最初に、やりたい工事の内容をまとめて、一般の工務店に見積もりを依頼します。

結果が「80万」だったとしましょう。

それと同じ内容で、「40万」という工事予算を設定します。

1203工事代を半分にするノウハウを、ご説明します。 後編 (2) →  1203工事代を半分にするノウハウを、ご説明します。 後編 (3)

一般の工務店であれば、顧客は担当者さんに工事内容を伝えるわけですが、

「分離発注+材料支給」では、各職人さんと直接、やり取りします。

職人とのやり取りについては、まず、工事のメインとなる人を決めます。

お風呂を作るのであれば、「水道屋」か「大工」でしょう。

知り合いやネットなどで、「水道屋」か「大工」を探します。

知り合いのほうがお勧めです。

例えば、水道屋さんにまず現場を見てもらいます。

水道屋さんは、

「今のお風呂を解体して、新しいお風呂を据え付けて、給水・排水を整えることはやるけど、解体後の壁をきれいにしたり、ゴミを捨てたりはできない」

などと言います。

そこで、「解体後の壁をきれいにしたり、ゴミを捨てたり」するのは、

大工さんに見積もりしてもらいます。

大工さんは、

「解体後の壁をきれいにするのは得意だけど、ゴミを捨てるのはできない」

などと言います。

その場合、最後にゴミ屋さんにゴミを捨ててもらいます。

この例で登場するのは「水道屋」「大工」「ゴミ屋」です。

それぞれ、見積もりなどしてもらって、安い人や融通の利きそうな人を選びます。

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全ての職人がそろったら、職人たちを互いに連携させるため、全員が電話できるように電話番号を伝えます。

 

そして、材料は、オークションやネット通販でそろえるのがかなり安くつきます。

職人は定価の30%OFFぐらいですが、ネットなら定価の半分以下が多いです。

職人に任せると、当然ながら商品に少し手数料を乗せるので、定価に近くなります。

以上の手順を丁寧に踏むと、一般工務店に全てお任せして「80万」だったとしたら、「分離発注+材料支給」すると「40万」ぐらいになります。

あれこれの手間が面倒臭い場合、一般工務店に任せれば良いです。

手間をかけてもコストを減らしたい場合、「分離発注+材料支給」が良いです。

上記の例では、あなたの時給が4万円未満の場合、分離発注したほうが良いです。

 

※分離発注+材料支給の手間=10時間、コストカット分=40万

 

 

次に、基礎より少し進んだ内容で、「多能工、何でも屋、薄く広い人夫」を説明します。

 

 

「分離発注+材料支給」では、「楽してコスト80万」OR「苦労してコスト40万」でしたが、

「多能工、何でも屋、薄く広い人夫」なら「楽してコスト40万」となります。

 

 

上記で説明した通り、工務店の見積もりは普通に半分にできるわけですが、

そうするにはやはり手間がかかります。

しかし、「多能工、何でも屋、薄く広い人夫」などを使うと、

手間をかけずに、コストを半分にできます。

1203工事代を半分にするノウハウを、ご説明します。 後編 (1)

「コストを半分」とかなり控えめに言っていますが、

工務店の見積もりには、営業マンやOLたちの人件費、

営業マンの営業車、広告費、一等地にある本社の土地・建物代、

莫大なprofitなどが全て含まれているので、

「コストを3分の1~5分の1」も普通に可能です。

しかし、中には安い工務店も存在するので、「コストを半分」ぐらいの表現にとどめておきます。

「多能工」とは、ほとんど何でもできる職人さんのことです。

元から多能工という人でいるわけではなく、本業は大工さんだったり、クロス屋さんだったりします。

こういう人は、例えば本業が電気屋さんである多能工の場合、

電気95点 大工60点 水道65点 クロス55点 塗装55点 屋根60点 

みたいな感じで、本業以外は少し下手だけど、高級でない賃貸なら任せられます。

「何でも屋」とは、ゴミ屋さん、便利屋さんのことです。

彼らは、元の仕事が職人さんであることも多く、そうじゃなくても、
基本的に器用なので、だいたい何でもこなします。

ほとんどの作業が60点前後です。

多能工よりさらにコストカットできます。

「薄く広い人夫」とは、日雇い人夫やプータロー・フリーターのうち、やはり何でも器用にできる人のことです。

ほとんどの作業が50点前後です。

彼らは報酬を「日当」で考えるため、何でも屋さんよりさらに安く作業してもらえます。

「謝礼は40万だから、10日でやれば日当4万ですよ」と言うと、彼らにとってはかなりのモチベーションUPになります。

「多能工、何でも屋、薄く広い人夫」なら、「分離発注」せずに済みます。

そして、彼らに仕事を頼むコツは「材料込」の一括予算の提示です。

「いくらかかるのか見積もってもらう」のではなく、「40万以内でやってください」という頼み方です。

私はこれを「逆見積もり」と呼んでいます。

融通の利く、良い人に出会うには、数を当たっていくことです。

「私、多能工です」なんてホームページを出している人はいません。

何でも屋さんならネットで見つけやすいですが、見つけやすい人ほど高いので、

電柱に貼ってある落書きのようなチラシの何でも屋さんの方が、良いと思います。