驚きの行動をする生活保護者がいます。

まずは、今回の登場人物などのスペックを書きます。

舞台となるのは、

築27年、6階建てRC

エレベーター付きの1DK(ベランダなし3点ユニット)

敷金礼金ゼロゼロ物件で家賃4万円というもの

そんな何ともいえないスペックのマンションに、

去年の11月中ごろに、お付き合いのある不動産会社さんから入居の申し込みが入りました。

不動産:生活保護の人やねんけど、明日から入れるか?

※この不動産屋さんは社長一人で経営されていて、いつもこんな感じです。

必 殺:保証会社付けたいので申込書をFAXしてください。

※この社長の紹介は事故率(滞納率)が非常に高いので、保証会社は絶対条件にしています

60代男性・生活保護・保証人無し

まあ、見事に低属性です。

とりあえず、保証人無しで通るところを探したのですが、

最低限、身内の緊急連絡先は必要とのことで、

その旨、紹介してきた不動産屋さんに伝えたのですが、

入居希望者からの返答は、

「身内は一切いない」とのこと・・・

うーーーん、

半年とか1年空いている部屋なら片目瞑って貸しちゃうんですけど、

空室になったばかりの部屋・・・

そんなに焦っちゃいないし、ココは断ろうかな・・・

そんな感じで不動産会社社長にお断りを伝えたところ、

社長:保証会社通らへんの?

   そしたらワシが保証人になるから貸したってよ

なんと不動産会社社長が保証人の名乗りを上げてきました。

皆さんは、

えーーー?そんな不動産屋さんなんて居るの??

と、お思いかもしれませんが

結構います(笑

しかし、イザ滞納が始まっても何だかんだと言って滞納を支払おうとはしないものです。

※この不動産社長は手数料欲しさに何とか契約だけはさせるんです・・・

そんな事を何度も経験している私は、

社長の連帯保証で保証会社が通ればOKすると伝えました。

社長が保証人についても

A社お断り・・・

B社お断り・・・

C社なぜかOK!!

お!三社目にしてまさかの合格です。

さっそく、契約を交わし申し込みから3日目には入居という早業で入居となりました。

※ココで一つ疑問が・・・

通常、転居となれば今住んでいる部屋の解約通知を1ヶ月前に出して

入居は1ヶ月後などが普通なのですが・・・

申し込みから3日で入居って・・・怪し過ぎです。

しかし、保証会社が付いていますので、

家賃滞納の心配はありません。

ですので、入居を断る理由なんてありません。

そして契約を交わし、当月の日割り家賃を貰い、

鍵を渡して部屋の引渡しが終了いたしました。

 

これで滞納も無く平穏に住んでいただければ、

”当たり”ですし、

滞納やトラブルがあれば”ハズレ”です。

翌月、

やはりというか、当然と言うか家賃の入金はありません。

3日待ちましたが、入金はありません。

携帯電話に連絡しましたが、応答はなし

まあ、保証会社に加入していますので、厳しい督促などしません。

ただ単に振込みを忘れている方もいますので、

形だけの請求をしていました。

一応、請求書→電話→郵送で督促状

こんな感じで通知しているのですが、

全く無反応(入金も連絡無い)です。

うーーーん、

イキナリ滞納?

保証会社に事故報告を出す前に物件に訪問してみると・・・

必 殺:ピンポーーン

入居者:はい?

必 殺:スミマセン、管理会社ですけど・・・今月の家賃が入っていませんが?

入居者:あー、ゴメンゴメン、ちょっと今日は都合悪いねん

必 殺:都合が悪い?なんの?

入居者:今から出なアカンねん

必 殺:イヤイヤ、すぐ済みますよ、今月の家賃が入ってないけど?

入居者:ちょっと色々あってな!ほな又連絡するさかい・・・

必 殺:はあ?〇〇さんは生活保護もろてんやろ?家賃も出とるんやろ?

入居者:ちょっと都合が悪うてな、今アレへんねん

必 殺:オッサン使い込んだいかい!!

入居者:おまえ!オッサンとはなんじゃ!物言いに気をつけいよ!!

必 殺:それは俺の台詞じゃ!!!!

    家賃使い込んどきながら、なんじゃお前の物言いは!!!!

入居者:裁判でもなんでもせいや!!!

※なんか、”追い出され”に凄くなれている感じで、揚げ足を取ってくる感じです。
 保証会社に加入していなければ、絶対に逃がさずキッチリ話しを詰めるのですが、 今日の訪問はただ単に”安否確認”程度でしたので、コレで引き下がりました。

この入居者は完全なプロの滞納者と判断し、

ココからの交渉は保証会社に任せることにし

家賃滞納の事故報告をすることにしました。

 

これで終われば、「政治家並みの生活保護者」なんてタイトルは付けません!!

ここからが本番なのです!!!

それは又明日にでも・・・

つづく