おはようございます。”かっちん”です。
先日、僕のコラムを読んでいただいている方より銀行の本音について教えてもらいました。
少し復習になりますが、先日来進めている借り換え交渉について、我が家の住宅ローンを巡って金融機関が綱引きをしてくれています。
アパートローンは3.5億くらいあります。それに対して住宅ローンの残額は3000万円ほどです。
金利もアパートローンの方が高いため、銀行からしてみればアパートローンの方が儲けが大きいはずです。にもかかわらず、住宅ローンを巡ってバトルを繰り広げてくれています。
そして借り換え阻止のためにアパートローンも引き受けてくれるという展開になってきました。
なぜ、金融機関はそんなに住宅ローンにこだわるのか?そんな疑問を持っていたら、先述の僕のコラムを読んでくれている読者の方が教えてくれた、という次第です。
その方のお知り合いが大手の銀行に勤めているそうで、こんな話をされたそうです。
銀行は今、何で儲けを出しているのか?
銀行が儲けている分野(儲けたがっている分野)がわかれば、アプローチの仕方もわかるというもの。いったい銀行は今、何に注目してるのでしょうか?
答えは・・・・・・・。
1位 株式投資
2位 住宅ローンの融資・借り換え
3位 不動産投資ローンの融資・借り換え
なんだそうです。
そして、不動産投資のローンでは金利が3パーセント以上でないと儲けが出ないんだとか・・・。
今の日本の政策は金融緩和→円安→株高というとてもわかりやすいシナリオを描いていますから、銀行も株で儲けているということなのでしょうか?
(まさか一般の投資家の株式投資に融資はしないと思いますが)
それにしても未だに銀行からしてみれば不動産投資のローンはリスキーだという判断なんですね。住宅ローンなどは1%台が普通になっていますから。
住宅ローンを抱えて、それが不動産投資の足かせになっている方も、住宅ローンを逆に武器に使ってしまおうという戦略もありかもしれませんね。
結論
われわれサラリーマン投資家は、アパート経営はリスクが小さいと信じていますが、銀行目線で見ればやはり不安要素があるのでしょう。
そのあたりを見つめ直すことで、金融機関への説得力も増すでしょうし、見えていなかったリスクを見つけられるかもしれません。「相手を知って、自分を知れば百戦危うからず」です。金融機関目線で一度考えてみて、融資の戦略を立てましょう。
今月の僕のコラムです。あわせて是非お読みください。
6月1日掲載→事業規模の拡大を目指すか自己資本比率のアップを目指すか?
6月2日掲載→自己資金が1000万円必要。でも手元の自己資金は500万円。
6月3日掲載→買うかどうか迷ったけど買わなかった物件
6月4日掲載→良い物件なら売るわけない!? 売りに出されている物件では…?
6月5日掲載→アパートローンの金利は○○%以上でないと儲けが出ない。
6月6日掲載→銀行から融資を受けやすくするための小さなコツ。
6月7日掲載→不動産経営に役立つスマートフォンの使い方。
6月8日掲載→デッドスペースを利用して収益アップをはかりましょう。
6月9日掲載→当たり前のアパート経営の1歩先を考えさせてくれた物件。
6月10日掲載→5000万円の物件を買っても大家が手にするのは10万円くらい。
6月11日掲載→目標のキャッシュフローを上方修正。
6月12日掲載→「新築区分マンション投資」の営業マンに逃げられました。
6月13日掲載→土地持ちの方がアパートを作ってもうまくいきません。
6月14日掲載→考え方を変えれば、アパートの利回りは「倍以上になる」?
6月15日掲載→買主側の仲介業者も売主側の仲介業者も考えることは同じ。
6月16日掲載→2週間で外壁塗装ができました。”退色しにくく””普通”が狙い。
6月17日掲載→1棟物件か区分所有か?それぞれのメリットとデメリットの確認。
6月18日掲載→突風によるソーラーパネルへの被害から見るリスク回避の方法論。
6月19日掲載→管理の仕事ってなんだろう…。自主管理についても考えてみる。
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