おはようございます。”かっちん”です。
われわれサラリーマン大家にとって、不動産投資の大きな壁となるのは言うまでもなく”銀行からの融資”ではないでしょうか?
我が家も、今でこそ、融資についてそれほど困らなくなってきましたが、数年前までは本当に苦労しました。
そんな対金融機関対策について、簡単にできる小さなコツを今日はご紹介します。
1.資料を先回りしてきれいにファイリングして手渡す
初めての金融機関を訪問する時、自分や妻の収入に関する書類や保有する物件の情報はもちろん、免許証のコピーや職場での名刺のコピーなどもひとまとめにして、ファイリングして手渡すようにしています。
狙いは2つあります。
1つ目の狙いは、「マメで几帳面な人だな」と印象付けるためです。はっきり言って僕の本性はその真逆。典型的なO型ですが、金融機関にはお金を借りに行くわけですから、いい加減な人だと思われて得をすることは1つもありません。できる限り誠実で真面目で几帳面な人だと思われるようにしています。
2つ目の狙いは、「慣れいるな」という印象を与えることです。ですから、金融機関からの要求をできる限り先回りして書類を出すようにしています。
金融機関は、他の金融機関から評価が高い人には、自分たちも高い評価をしたいと思いたがる傾向にあるようです。ですから、「他の金融機関からも融資を受けている。決して融資を受けて物件を買うのは初めてではありませんよ。」という印象を与えられるように心がけています。
2.家族(配偶者)も不動産投資に積極的だと思わせる。
融資をするうえで家族、特に配偶者の協力は必須です。幸いなことに我が家は妻も不動産事業に理解を示してくれているためそれほど苦労はしませんが、それでも必要以上に「夫婦ともに同じ方向を向いています!」とアピールするようにしています。
配偶者の賛同が得られず、連帯債務(または連帯保証人)になってくれなかったことが原因で融資の話が流れてしまった、なんてことは許されません。不動産仲介業と同様、金融機関だって成功報酬です。いくら分厚い稟議書を書いて、本部を説得してくれて融資の内諾を得たとしても、実行されなければ、金融機関は得るものが何も無いのです。
そんな心配をさせないようにすることも、積極的に稟議をあげてもらう小さなコツではないでしょうか。
金融機関の担当者との会話からチャンスを見つける
以上のことは、僕が数多く金融機関をまわって、しゃべって、感じたことから実践しています。銀行の担当者との何気ない会話のなかにもヒントは転がっているものです。相手にとってこちらがどんな人物だったら仕事がしやすいか、という目線で探ってみると、いろいろと方法が見えてくるものですね。
今月の僕のコラムです。あわせて是非お読みください。
6月1日掲載→事業規模の拡大を目指すか自己資本比率のアップを目指すか?
6月2日掲載→自己資金が1000万円必要。でも手元の自己資金は500万円。
6月3日掲載→買うかどうか迷ったけど買わなかった物件
6月4日掲載→良い物件なら売るわけない!? 売りに出されている物件では…?
6月5日掲載→アパートローンの金利は○○%以上でないと儲けが出ない。
6月6日掲載→銀行から融資を受けやすくするための小さなコツ。
6月7日掲載→不動産経営に役立つスマートフォンの使い方。
6月8日掲載→デッドスペースを利用して収益アップをはかりましょう。
6月9日掲載→当たり前のアパート経営の1歩先を考えさせてくれた物件。
6月10日掲載→5000万円の物件を買っても大家が手にするのは10万円くらい。
6月11日掲載→目標のキャッシュフローを上方修正。
6月12日掲載→「新築区分マンション投資」の営業マンに逃げられました。
6月13日掲載→土地持ちの方がアパートを作ってもうまくいきません。
6月14日掲載→考え方を変えれば、アパートの利回りは「倍以上になる」?
6月15日掲載→買主側の仲介業者も売主側の仲介業者も考えることは同じ。
6月16日掲載→2週間で外壁塗装ができました。”退色しにくく””普通”が狙い。
6月17日掲載→1棟物件か区分所有か?それぞれのメリットとデメリットの確認。
6月18日掲載→突風によるソーラーパネルへの被害から見るリスク回避の方法論。
6月19日掲載→管理の仕事ってなんだろう…。自主管理についても考えてみる。
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