1年以上の長期空室が3割。相場賃料より高いから仕方ないと思っていたが原因は違うところにあった！

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オーナー様の心配は、新築当初もすぐに入ったのは3室のみ、それ以外は、3カ月から最長1年9カ月の空室があったこと。3室は1年以上かけてやっと満室に。しかし3年目で、入っていた部屋が3室退去したので、何か手を打たなくてはとご相談があった旧管理会社は、新築竣工時から父親の代からお願いしている地元の不動産会社さん。長年のお付き合いで管理をしてくれているが、賃料が高くても、入居してもらえる賃料条件等を提案してくれない管理会社だという。

オーナー様は入らない原因は、新築時の設定賃料が高いせいだと思っていた。しかし他の当初の金額で入った入居者様に申し訳なく、途中で賃料改定もできなかった。しかし、調査結果は賃料が高いわけではない。原因は、募集方法。地域の古いタイプの不動産屋さんで自社で募集しており、他社への販促活動を積極的に行っていなかった為、この地域にこの物件があることが周知されていなかった。そこで、分譲マンションのような物件に見合う素敵な図面を作成。地域だけでなく、ターミナル不動産会社に業者様営業をかけ、多くの募集サイトにも掲載。夜のライトアップの美しい写真や、建築時の計画写真も効果的に使用。

入退去時の室内リフォームにも手を抜かないオーナー様の方針もあり、禁煙マンションをうたって、非喫煙者にターゲットを絞ったことも、非喫煙者からはメリットとして映った。効果はすぐに表れた。賃料は一切変えずに、1月で満室。物件も、オーナー様も素晴らしく、基本の募集を手を抜かず、物件の魅力をきちんと反映し、しっかりと販促していくことがいかに重要か、よくわかる案件だった。