長く入っていた高齢の入居者様らが相次いで退去。内装も劣化しまっていてどこから手を付けてよいかわからない状態。募集しても古めかしくてきまらない。階段の屋根もプラスティックの波板が古くなり暗い印象。オーナー様はこれを機に建て替えるかどうか悩んでいた。
Before
築は古いが、建物形から、色使いで生まれ変われると判断。また、同オーナー所有の隣土地の有効利用から考えると、今ではないと判断。あと10年使える物件として、工事にかかる費用と10年回した時の家賃収入累積を計算し、内外装のリニューアルのご提案。あと10年という区切りをつけたところから、室内内装に関しては、費用削減の工夫を行った。
After
物件概要
物件種別
1棟アパート
エリア
東京都足立区
間取り
2K × 4戸
構造
木造
施工期間・箇所
施工年月
2022年07月
前回施工年
12年前
施工期間
2ヶ月
施工規模
224 ㎡
費用
施工費総額
200万円
材料費
工賃
効果
オーナーの要望
任せるとおっしゃっていただけたが、何色かのシュミレーション案をお出しして、一緒に考えていただけた。結局、物件のよいところ(かわいらしい形)を意識し、また、近隣から見ても、印象がよいようにご提案一押しの青とさわやかな白のコントラストにしていただいた。
工夫したポイント
安価に抑える為に階段のやねは不透明の白の波板を利用。不透明なので下から上を見上げた時のつなぎ目のほこりも目立たない。ポイントとして雨樋も白にした。また、玄関ドアは交換ではなく、シート張りで新品調に見えるようになった。むき出しのざらざらのコンクリ共用廊下部、階段は長尺シートでくるんだ。青の色は、色味にも気を配り、あたる光によって少し表情をかえ、さわやかできりっとしているが、落ち着いた体も示す、日本古来の色、青褐アオカチ(青紫)にした。
施工後のオーナーの感想
近隣でも、パッと人目を引く明るい物件に仕上がった。どうせ、古いからと諦め、建替えるしか仕方ない、それまでどうしようと思っていたが、提案工事をうけ、即満室。入居者層も高齢の方が多かったところが、若い世代で有名企業の法人申し込みも入りお喜びくださった。
あと、10年と思っていたが、続けられる限り、その先でもよさそう!とのこと。
また、これを機に、物件の名称も第○~ハウスであったところから、別の素敵な名称をオーナー様自らつけていただけたので、館銘板もリニューアル。すっかり生まれ変わった。
あと、10年と思っていたが、続けられる限り、その先でもよさそう!とのこと。
また、これを機に、物件の名称も第○~ハウスであったところから、別の素敵な名称をオーナー様自らつけていただけたので、館銘板もリニューアル。すっかり生まれ変わった。