数年前に和室から洋室にリフォームしたものの、周辺には新旧多数の競合物件が建ち並ぶ激戦区。退去が出ると長空が続いていた。
Before
壁紙を張り替えることにとどまらず、和室の名残のある目透し天井には角材を放射線状に打ち付け、照明を点けると光が広がるデザインを採用。単調になりがちな1Kの部屋が差別化に成功。
After
物件概要
物件種別
1棟アパート
エリア
茨城県日立市
間取り
1K × 8戸
構造
軽量鉄骨造
施工期間・箇所
施工年月
2016年03月
前回施工年
8年前
施工期間
10日
施工規模
67.2 ㎡
費用
施工費総額
68万7000円
材料費
カラークロス(37.7㎡):5万6550円
量産クロス (18.5㎡):1万8315円
量産クロス (18.5㎡):1万8315円
工賃
造作垂木施工 洋間:天井:4万5000円
効果
オーナーの要望
周辺に競合物件が多いので、原状回復レベルの修繕では空室対策には及ばず長空が増えるばかり。建物が古いので(築26年)他物件には無い、ユニークな部屋を作ってほしい。5年先の修繕を考えて、後に修繕費がかからない工夫を希望。
工夫したポイント
競合物件との差別化をはかるために、壁紙だけではなく天井のデザインにこだわりました。費用は設備にも負担があったので内装工事費そのものは軽費になるよう努めました。水回りの床も傷みが少なくすむよう、CFからフロアタイルに張替えました。目先の修繕費よりも5年後の修繕費を考えた部材を選びました。
施工後のオーナーの感想
繁忙期中の空室は8戸のうち3戸。現在の空室は1戸。競合物件が多い中、入居率は上がりました。他の物件とは違った雰囲気の部屋作りが大家の目からみても楽しいです。退去した部屋は、今後もお客さんに喜んでもらえるような部屋作りを期待します。今回のリフォームもとても気に入りました。
ギャラリー
水回りは湿気が多く、汚れや家電を置いた跡が気になる場所なので、掃除がしやすく物を置いても跡が残りにくい床材を使用。フロアタイルにすることで耐久性と見た目の高級感に満足。