物件を所有し続けることにはさまざまなリスクが伴います。今は満室の物件だからといって、いつまでも満室であり続ける保証はないのです。
不動産投資で成功する鍵は、リスクをできるだけ明確にした上でいつまで所有するのか?
つまり、「出口戦略」を立てることです。
私が55億円もの物件に投資することができたのは、いつも「出口戦略」を立てていたからです。
たとえ安く物件を購入し、所有時の賃貸収入を上手に手元に残せたとしても、
最後に売却で失敗してしまうと全てが水の泡になってしまいます。
常日頃から様々な選択肢を用意しておくことが、投資のリスクを下げ、絶好のタイミングで売却することにつながります。
今、自分の物件価値はいくらなのか?まずは知ることから始めましょう!
外壁塗装や屋上防水、エレベーターの修理など、高額な修繕が必要となる直前を予測して、見積りをとる。
「予想される売却益ー大規模修繕の見積り額」で利益が残らなければ売却!
空室が出てから次の入居までの期間が長くなってきた時は、競争力がなくなってきている証拠。
家賃が下落し始めてからだと、売却額に影響が出ることもあるので、収支が合わなくなる前に売却!
物件の周辺で大きな人口減少(大学や工場の移転など)が生じる場合、その後も賃貸需要があるか把握する。
空室リスクがある場合、収支が合わなくなる前にいち早く売却!
長期空室は購入者が不安となるため、空室はできる限り埋めておくと良い。
また、空室が埋まることで金融機関の収益評価もアップし、購入者が融資を受けやすくなることも。
修繕はかならずしもしなければいけないものではない。
実施した工事が売却価格に反映できるかを考えて、最低限の修繕をした方が利益率が上がる。
売却に向けて、日常清掃+定期清掃(共用部分やエレベーター内部など)をすることで、より内見者に良い印象を与えることができる。
ペット不可に対してペットを飼っている、住居なのに事務所として使っているなど、問題を1つずつ解決していけば、問題ない物件として売却価格に反映される!