駅徒歩45分で「内見者の入居希望率100%」、秘訣はホームステージング

 2LDK6室の木造新築アパート「Wilshire five seasons」

横浜市青葉区、2LDK6室の木造新築アパート「Wilshire five seasons」

ホームステージングとは、売出し中の中古住宅やマンションの内装を家具や照明などのインテリアでコーディネートし、魅力的に演出することです。

物件写真がお客さんの目に留まりやすくなり問合せが増える、「こんな部屋に住んでみたい」とイメージさせて入居を決めやすくする、などの空室対策効果が期待できるためホームステージングによってモデルルーム化した物件が増加しています。
今回はホームステージングで満室経営に成功しているオーナーに、どのような工夫をしているのか話を伺いました。

林浩一さん
横浜市青葉区、田園都市線青葉台駅から北に約3キロ。
2LDK6室の木造新築アパート「Wilshire five seasons」のオーナーを務めている。
アンティークのインテリアなどを活用したホームステージングで立地の不利を解消している。

林さんがホームステージングを始めたきっかけは、新築で建てたアパートに退去が発生したことでした。
数ある空室対策の中でなぜホームステージングを選択したのか、その理由を以下のように話します。

駅徒歩45分では賃貸サイトで検索されることはほぼないので、限られた内見の数で成約率をできるだけ100%に近づけていく必要がありました。
ステージングで見た目が向上すればデザイナーズ賃貸を扱うサイトに掲載されて、間口が広がることにもつながりますから。


具体的にどのようなホームステージングを施したのでしょうか?

 実際に林さんがホームステージングを行った部屋の内装

実際に林さんがホームステージングを施したお部屋

ホームステージングの内容

1.壁紙
キッチンの壁(1面)、トイレの壁(1面)を輸入壁紙に張り替えた。
→計3万円

2.リビング家具
アンティークショップで購入したスクールチェア2つを並べてテーブルにした。
→計2万5000円

3.小物
イタリア製のタイプライター等を配置した。
→自分の所有物のため費用なし

林さんはホームステージングをする際に「コストをかけずに物件の価値を高めること」を重視。そのためステージングにかける費用は賃料1カ月分までと決めているとのことです。


この時も、すべてをアンティーク品で揃えるわけではなく、椅子や照明は数千円の「アンティーク風」の商品をネットで購入しました。
最寄り駅から徒歩45分の立地ですが、8年間満室続き。今のところ内見者の入居希望率は100%です


こんなホームステージングは失敗する

ホームステージングはインテリアコーディネート力、ターゲットの暮らしを想像する力などが質に大きく影響しますが、失敗しないために必ず押さえるべきポイントは何か、を林さんに伺いました。
「ステージングは具体的な生活をイメージさせることが重要ですが、生活感を出しすぎることで失敗している人も少なくありません」

ホームステージングNG例

1.生活感を出しすぎる
・ファッション性のないシャンプーを置く
・タオルを無造作にひっかける

2.物件のターゲットに合わないステージング
・ファミリー物件なのに「小さなローテーブル」&「クッション」

オーナーがせっかく費用をかけてホームステージングをしても、入居がつかなければ大きな損となってしまいます。
今回紹介したポイントを押さえることで、効果を最大化することができます。

あなたが経営する物件の価値を最大限高めることはできていますか?

本日は、空室対策の1つとして「ホームステージング」をご紹介しました。
空室を解消するためには、物件価値を高める、競合物件と差別化するなどが必要となりますが、皆様の物件の管理会社は空室解消に積極的に取り組んでいますか?

ホームステージングをはじめとする有効な空室対策を行うには、ターゲットや物件特性を理解している管理会社の協力が必要不可欠です。
突然の空室にも対応できるように、今の管理会社と、様々な管理会社を比較してみませんか?

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(参考)駅徒歩45分で「内見者の入居希望率100%」のワケ

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