写真:くっぴー / PIXTA(ピクスタ)
3月になりましたが、皆さんの物件の入居状況はいかがでしょうか? 現時点ですでに満室の方や満室の見込みが立っている方は安心ですが、思うように空室が埋まらないという方は、その原因が何か特定できているでしょうか?
総投資額130億円、一棟マンションをはじめ商業ビル、倉庫、駐車場などを保有している投資家の岡田さんに、空室が埋まらない理由を分析してもらいました。 皆さんの物件はあてはまっていませんか?
空室が埋まらない6つの理由
岡田さん曰く、空室が埋まらない理由として、下記の6点があげられるそうです。
1:間取りが魅力的でない
2:家賃が高い
3:競合が多い
4:入居条件が厳しい
5:設備が古い
6:外観がイマイチ
物件を購入する際はもちろん、空室が埋まらないと悩んだ際、多くのオーナーさんはこれら6点から、自分の物件がどれだけ競争力があるのかを考えたことがあることと思います。
いずれも、改善しようと考えた場合、家賃を減額したり、設備投資をしたりとオーナーの懐が痛むケースが多いものですが、これを行うことで空室が埋まるのであれば…と実施するオーナーさんも多いのではないでしょうか?
しかし、上記6点が満たされていても満室にならないケースがあり、そのケースこそ要注意!! と岡田さんは警鐘を鳴らします。 それは…なんと! 管理会社に原因がある場合。 実際のところ、上記の6点を満たすよりも強力なパートナーである管理会社を見つけることのほうがが重要とのこと。
確かに、どんなに良い物件でも、適切に紹介してくれる人がいなければ空室が埋まるわけはありません。費用をかけて物件を磨くことももちろん重要ですが、何より、物件を紹介してくれる管理会社が「あなたの物件の空室をどれだけ一生懸命埋めようとしてくれているか」が重要なのです。
こんな管理会社に、大切な物件を任せていませんか?
例えば、下記のような事例があるようです 。
・管理会社の営業力がなく、そもそも物件の存在自体が知られていない
・問合せや申込時の対応が悪かったり、遅かったりする
・掃除や管理が行き届いておらず、物件が汚れている
・入居時に余計な費用を徴収している(管理会社独自の保険などに加入させている)
いつも管理会社任せにしていて、実際はどのように管理されているのかを把握していないというオーナーさんは意外と多いと言います。 皆さんは実際、空室に対して何人くらい問合せがあって、内見にまで進んだ人は何人で、何人目の内見で申し込みが入ったかなどの詳細を把握していますか?
こういった状況をこまめに報告してくれる管理会社もあれば、退去があったことすら報告しない管理会社もあり、一口に管理会社と言っても行ってくれる業務の範囲や丁寧さは千差万別です。 岡田さんの経験では、管理会社を変更した結果、担当者とのコミュニケーションもスムーズになり、それまで30%程度だった入居率が90%まで持ち直したこともあるそうです。
「担当者の対応に不満がある…」「もっと良い管理会社があるのでは…」「入居率が悪いことを物件のせいにばかりされている…」など、少しでも不安を感じているオーナーさんは、管理会社の変更を検討してみてはいかがでしょうか?
複数の管理会社から提案をもらうことで、本当に良いパートナーが見つかる可能性が高まります!
複数の管理会社を比較して、今の管理会社の客付け方法を見直してみる!!