満室大家さんで居続けたい方へ!管理会社に求めるべき「テナントリテンション」力とは?

どの管理会社を選ぶかによって、物件の管理の質が大きく変わります。
とは言っても、優秀な管理会社は何を基準に選べばいいのでしょうか?
今回その基準を教えてくださったのは、管理業務のプロである熊切伸英さん。26年の経験に基づいた、かつ誰でも簡単に実践できる「管理会社の良し悪しを見極めるポイント」を教えていただきました!

pic熊切伸英さん
電鉄系不動産会社で一戸建て・マンション販売営業を7年経験したあと、別の不動産会社で賃貸管理業務を担当し10年勤務。その後さらに別の不動産コンサル会社でプロパティマネジメント事業部のマネージャーを経て、現在は前職の会社に戻り統括部長を務めている。

客付けよりも重要?
優秀な管理会社が重視する「テナントリテンション」とは

熊切さんが特に確認するべきというのがテナントリテンションに力を入れているかという点です。
「テナントリテンション」とは「引っ越す必要がない人の引っ越しを防止すること」で、そのためには居住者に長く住んでもらうための環境を提供する事が必要になります。
「空室対策」と同じくらい「テナントリテンション」も重要だと考えている会社を選ぶことが大切です。いくら客付け力があったとしても、その後入居者が住み続けてくれるような努力を行わない管理会社は良くないと熊切さんは語ります。


管理が疎かになると、本来は住み続けてくれるはずの入居者が退去してしまうことに繋がり、入居者入れ替えが頻繁に起こるとリフォーム費用や客付けのための費用などオーナーの負担が増えることになります。入居者にとって居心地が良く、安全で安心できる環境を作ってくれる管理会社を選ぶことが重要ですね。


これさえ聞けばOK!
管理業務歴26年、熊切流『良い管理会社を見極める5つの質問』

では具体的にどのように聞けば、自身で管理会社の能力を見極めることができるでしょうか?熊切さんがおすすめする質問を5つ紹介しますので、より良い管理会社に出会うための参考にしていただければと思います。

1.「空室対策はテナントリテンション(入居者保持)よりも大切ですか?」
空室対策が最も大事と答える会社やテナントリテンションについて理解していない会社は避けるべきです。

2.「賃貸仲介の営業さんは歩合給が結構つくんですか?」
歩合制は積極的に取り組んでくれる点では良いが、成果重視のためオーナーへの報告なしに重要なことを決めてしまう可能性があることに注意が必要です。

3.「御社は客付けが強そうですが、自社だけでやっているんですか?」
自社だけで客付けしている会社だと入居がなかなか決まらないため、他業者へ手広く斡旋依頼している会社が良いといいます。

4.「空室を早く埋めるにはどんな方法が一番効き目がありますか?」
空室対策にどのようなことを行っているか事前に確認し、効果的な方法を提示する会社を選ぶと良いといいます。

5.「仕事中は電話に出られないんですが、メール対応ってできますか?」
スムーズに連携できるよう、連絡手段が多い会社を選ぶのが良いといいます。

突然の空室、それはテナントリテンション力のなさが原因かも?

今回は意外と知られていない、良い管理会社を見極めるポイントをご紹介しました。皆様の物件の管理会社は、長く住んでもらうための取り組みをしっかり行っていますか?管理会社の「テナントリテンション」力によって「満室大家さん」でいられるかが決まります!突然の空室を防ぐためにも、今の管理会社が本当に居住者を大切にしているのか確認し、様々な管理会社と比較してみませんか?そんな物件オーナー様におすすめなのが、「楽待の一括見積もりサービス」です。
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(参照)管理業務のプロが「付き合いたい」オーナーの特徴とは

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