岡田 のぶゆき(おかだ のぶゆき)
不動産投資家コミュニティ「これから大家の会」代表
23才の時から投資効率を最大限高める事を目標に収益物件への不動産投資を始める。投資先は一棟マンションを中心にビル、区分所有、底地、工場、倉庫、駐車場、別荘等多岐に渡る。総投資額は約55億以上、実行融資総額は45億以上。売却総数約80件。現在も年間平均10件以上購入や売却を繰り返している。
皆さんはどうやって管理会社を選んでいますか?
「複数社から管理手数料の見積りを取って、比較検討した上で一番安いところを選ぶ」
ここまでは実践している方が多いものの、比較するのは管理手数料だけで本当にいいのでしょうか?管理会社は、賃貸経営の中で欠かせないパートナー。入居者から家賃収入を得るという、非常に重要な業務のため、きちんとした会社にお任せしたいですよね。
そこで今回は、複数社を比較する時に、デキる管理会社を見極めるためのポイントを岡田さんに解説していただきます!
6つのポイントで比較すれば、デキる管理会社が見極められる!
1.コミュニケーション力
管理責任者・担当者の方と直接話をしましょう。
スムーズに会話が進まなかったり、不安を感じる態度だったりしたら、今後のお付き合いにも支障が出る場合があります。
人対人なので、話し方やしぐさ、身だしなみがどうも合わないと感じることもあるでしょう。
逆に、多少抜けているところがあっても人柄が好きだったり、好印象をもったりすることもあります。
これから長いお付き合いになりますし、こまめに報連相もすることになるので、ご自身のフィーリングと合うか十分に見極めてください。
2.実績
以下を質問して、その管理会社が成長しているのか、それとも衰退しているのかを確認しましょう。
・対応エリア
・管理戸数
・提携業者
・空室対策
対応エリアの広さや管理戸数の多さ、提携業者の多さから、どのように事業を拡大してきたのかが分かります。縮小している場合は、その理由もしっかり聞きましょう。
また、今までにどのような空室対策を行い、どのような実績を上げてきたのか、今後管理を任せた場合、どのように満室にしていくのか、具体的な提案をしてもらいましょう。
大手になると、満室経営戦略部や空室対策コンサルタントといった空室対策に特化した部署や人材がいる場合もありますが、大切なのは中身。実績が伴っていることが重要です。
3.社内の情報共有の仕方
担当者が信頼できる人だったとしても、担当者は営業や巡回で外出していることも多くあります。
社内で情報共有されていないと、こちらから何か急ぎの用件があったとしても、「担当者じゃないと分からない」と、なかなか返答をもらえないこともあります。
どのように情報を共有し、管理しているのかを確認しましょう。
4.クレーム処理能力
満室経営を実現するためには、入居者の満足度を高めることも重要。
入居者からのクレームや問合せに対してどのように対処しているのか、営業時間外のトラブルなどはどのように対応しているのか確認しましょう。
5.営業力
営業活動の仕方一つで、空室が埋まるスピードが変わります。ただ単に業者を回って、管理物件の空室一覧を配布しているだけではあまり意味がありません。埋めるためにどのような工夫をして営業をしているのかを確認しましょう。
また、クレーム処理と同じく、営業時間外の問合せに対応しているかも重要です。内見したい、申し込みしたい、けど休みで電話が繋がらないでは入居希望者も逃げてしまいます。
6.関係業者、大家さんの声
実際に取引のある業者や、管理をお願いしたことのある大家さんに、評判を確認しましょう。管理会社から聞いた話がどれだけ完璧でも、評判があまり良くないとなると、口だけで行動が伴っていないことも考えられます。
もちろん感じ方は人それぞれですし、担当者によっても変わります。周りの意見が全てではありませんが、参考にしてみるのもいいと思います。
いかがでしたでしょうか?
全く考えていなかったこと、自然と実践していたけど意識していなかったこと……いろいろあるのではないでしょうか?
あなたにぴったりの1社を選ぶためには、比較する基準を明確にしておくことが何よりも大切です。
率直に聞くことをためらってしまう内容もあるかもしれませんが、わからないことを相手に聞くのは、決して失礼なことではありません。
これから大切な財産を任せるわけですから、6つのポイントをしっかり確認した上で、ご自身が納得のいく管理会社に依頼してください。
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