3つのツボをおさえれば、管理会社が「1番大事なお客様」として手をかけてくれる!

管理会社と良好な関係を築くことは、安定した賃貸経営に繋がります。

しかし管理会社は、数多くの大家さんとやりとりをして、数多くの物件を管理しています。

そんな中で、自分の物件を優先的に見てもらうには、日頃の関係性が重要になります。

そもそも、管理会社にとって「付き合いやすい大家さん」とはどんな人でしょうか。

費用がかかることでも特に細かく確認したり交渉したりせず、空室が増えても何も言わない、気にしない。

管理会社は特に報告することがなければ月に1回のマンスリーレポートを郵送して、家賃を振り込むだけ。

極端に言えば、何も言わない、干渉しない大家さんでしょう。

管理会社にとってはその方が何も言われないので楽ですし、自社に都合の良いようにコントロールできます。

しかしこれでは良好な関係とは言えませんし、良い賃貸経営とも言えません。

では具体的に、良好な関係はどのように築けば良いのでしょうか?ポイントを以下にまとめます。

管理会社と良好な関係を築くための「3つのツボ」

1.こまめにコミュニケーションをとること

良好な関係を築くためには日頃のコミュニケーションは不可欠です。

管理会社も大家さん自身が物件に興味が無いと感じれば、それなりの対応になるでしょう。

気付いたこと・改善してほしいこと・相談ごとなど、言うべきことはしっかり伝えましょう。

それに対し、迅速に対応してもらった時やアドバイスを貰った時には感謝の気持ちも伝えましょう。

2.迅速に決断すること

迅速な決断を求められた時に、しっかり対応できることも重要です。

例えば、「設備の不具合で入居者が困っている」などのトラブルが起こった時に、大家さんがなかなか判断を下せないと、入居者にも間に入っている管理会社にも迷惑を掛けてしまいます。

どんなに緊急の場合でも、必ず見積もりを出さないと判断しない大家さんや、あとから値切ったり文句を言ったりする大家さんも少なからずいます。こういう関係は悪循環を生んでしまいます。

入居者の不満足になり退去にも繋がりかねませんし、管理会社からは「ここの物件は面倒だ」とレッテルを貼られて、緊急時に対応してもらえなくなる可能性もあります。

そもそもクレーム対応などは、費用が発生する場合でも事後報告であることも多々あります。「緊急を要しているのだから、あとで請求書を出しても大丈夫」と判断する大家さんや、「○万円までなら、管理会社に任せる」と決めている大家さんであれば、管理会社も付き合いやすいと感じるでしょう。

3.常に連絡がつきやすい状況にしておくこと

先ほどのクレーム対応のような場合もそうですが、管理会社から頻繁に連絡が入ることがあります。

連絡の多くは、家賃の条件交渉のように、管理会社だけでは判断が難しい場合です。

予め、「家賃を下げる場合は礼金を○万円入れてもらう」や、「広告料を下げることで対応して大丈夫」と決めている大家さんもいます。

しかし特に何も決めていない場合、すぐに大家さんと連絡がつかないと、その入居希望者を逃すことになります。

せっかく頑張って営業しても、大家さんと連絡がつかないがために空室が埋まらない……。

そんな状態では、管理会社のやる気を削いでしまいます。

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賃貸経営には多くの人が関わっています。全てマニュアル通りにはいきませんし、イレギュラーなことも起こります。

そんな時に迅速かつ柔軟に対応してもらえるかどうかは、担当者との信頼関係にかかっています。

「この物件の力になりたい」と思ってもらえるよう、「もし自分が管理している立場だったら……」と相手の気持ちを考え、行動することを心がけましょう。

もし大家である皆さんがしっかり「3つのツボ」をおさえているにも関わらず、管理会社が思ったような働きをしてくれなかったとしたら……。

 

その時は、残念ながら管理会社側に原因があると考えざるを得ません。ご自身が納得のいく管理会社を探し、管理会社の変更を検討するべきでしょう。

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