新築物件を建てるならどこ? 儲かるエリアを見極めるための4つのチェックポイント

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 土地を購入して収益物件を新築しようと考えたとき、「どこに建てるか?」によって完成後に得られる利益が大きく変わります。

なぜなら、エリアによって賃貸需要が大きく変わるからです。そのため、選定を間違えて賃貸需要が見込めないエリアに物件を建ててしまうと、入居付けがうまくいかずに新築なのに空室だらけ、なんてことにも……。

そこで本日は、新築物件を建てるのに適した、賃貸需要が高いエリアを見極めるための4つのチェックポイントをご紹介します!どのエリアを選べば、儲かる新築物件を建てることができるのでしょうか……?

ポイント1.今後、人口が減らないか?

人口が多いエリア=賃貸需要が多いエリアと言えます。ここで重要なのが、「今は人口が多かったとしても、今後減らないか?」ということです。

例えば現在は人口が多いが、若い世代が都市部へどんどん移住しており、人口が減ってきているエリアがあります。このように、現在は人口が多くても数年後には少なくなるエリアだとしたら、新築物件を建てるのは慎重になるべきです。その反対に、現在は人口が少なくても、数年後には増えると見込めるエリアであれば新築物件を建てることを検討してもよいでしょう。

具体的に人口が現在どのくらいで、今後どうなりそうなのかを確認するには、各都道府県が公表している人口の統計データを見ることが有効です。

ポイント2.土地勘があるか?

例えばある同じ駅から徒歩5分の場所に、以下のような2つの土地があったとします。

1. 工場などが多く、周辺にコンビニやスーパーなどがほとんどない
また、夜になっても交通量が多くうるさい

2. 住宅地で、周辺にコンビニやスーパーが多くある
また、夜は交通量も少なく静か

この場合、1の土地の方が2の土地と比べて安かったとしても、賃貸需要が見込めないため新築物件を建てるのは避けた方がよいということが分かります。

土地勘がないエリアの場合、上の例のような、その土地の周りに何があるか?住みやすいのか?といったことが分かりません。その結果、土地の価格の安さで決めてしまうことが多くなるので注意が必要です。

ポイント3.ターゲット層にとって魅力的か?

例えばファミリー層をターゲットにした物件を建てる場合、
・治安は良いエリアか?
・学校や病院など、家族が生活する上で必要な施設はあるか?

などを確認します。ターゲットにしている人が魅力的だと思うようなエリアでないと、たとえ新築物件でも入居付けに苦戦することになります。

また、交通手段がそのターゲット層に適しているかもポイントです。例えば若い単身者をターゲットにしている場合、主な交通手段は電車になることが考えられますので、駅からの近さを考える必要があります。

ポイント4.企業、工場、大学の需要に左右されないか?

企業や工場、大学が近くにあり、そこで働く人や学生の賃貸需要が多いエリアがあります。そういったエリアの場合、その企業や工場、大学が移転してしまったり、潰れてしまったりした場合は賃貸需要が一気に少なくなることが考えられます。

よって、近くの施設に賃貸需要が左右されるエリアである場合は、その施設の需要がなくなることはないか?を検討した方がよいでしょう。

効率的に土地探しを行うためには?

新築物件を建てるのに適した土地を見つけることができれば、新築物件投資の成功率は大きく上昇します。例えば、新築物件を立て続けに9棟も投資して成功した、「元祖サラリーマン投資家」の沢孝史さんは、条件の良い土地を見つけることができた結果、なんと利回り8%以上を出すことに成功しています。

沢さんのように新築物件で高利回りを実現するためには、具体的な判断基準を持った上で土地探しを行うことが必要です。しかし、自分だけで一から土地を探すには、専門的な知識も必要になるため、労力がかかってしまうでしょう。効率的に土地を探すためには、土地探しから建築まで手伝ってくれるパートナーを見つけてみてはいかがでしょうか。

「大家さんの味方」では、建てたいエリアを選択して新築物件の相談をすることが可能です。収益物件の新築のプロが土地探しから手伝ってくれるため、効率的に土地探しを行うことができます。まずは複数の会社に相談してみて、どこのエリアの土地に建てると良いのか、具体的にいくらくらいの収益が見込めるのかを検討するところから始めましょう!

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(参考)沢孝史さんの新築事例