およそ7年前にハウスメーカー施工の軽量鉄骨アパート（築16年）を19年ローンで購入いたしました。
前オーナーが塗装してから13年経っており、定期点検の際にメーカーのリフォーム部門から大規模修繕を提案されました。確かに壁のチョーキングや傷みもあり、そろそろ修繕が必要かなと思っております。

延べ床面積220平米が2棟合わせてシリコン塗装（付帯部はウレタン）で780万程の見積りです。正直高いですが、メーカーなので

●幕板なども全て取り外し、中のシーリングも全て打ち替える
●建物の中の水分量が多かった一部の壁は外し、中の鉄骨のサビなどがあれば削ってサビ止めを塗り、壁や断熱材も交換する
●反ってしまった壁はビス止めをしてきちんと修繕する

とのこと。「これらは普通の塗装屋さんではできない」と言われました。

一方、塗装屋の見積りはシリコン塗装より長寿命の無機塗装やフッ素でも半額近くの金額です。メーカーでお願いした場合、1%前半のリフォームローンが使えるとのこと。物件は購入時と同じ12%強で回っております。

建築したメーカーに頼みたい気持ちはありますが、まだアパートローンが12年も残っており、悩んでおります。みなさんならどちらに頼みますか？ アドバイスよろしくお願い申し上げます。

kazu21599 さん

①ハウスメーカー系の維持管理は定期的に組んでおり、本当に必要な時期なのかではなく経年で判断しています。
②実際の工事は、ハウスメーカーがするのではなく、施工手順にしたがって下請け会社がやります。

そのためにハウスメーカーさんの取り分もあり、かつ安全業務などは（発注者の責任になるため）充分に管理するので、その分の費用も大きくなります。足場もガッチリとお金をかけて組みます。
地元の長く続いている一般的な塗装会社に依頼する金額の30〜50%増しの金額になるのではないでしょうか。

建物の維持管理にはとても良いことだと思いますが、当然ハウスメーカーさんはオーナーの懐や経営状況・運営による利益は頭の中にありません。

⇒従って、どのタイミング（経年）で大規模修繕工事をするか、地場の業者に依頼するのか、ハウスメーカーさんの保証する壁内部の錆落としや増しコーキングではなく、完全なやり変えにするのかは相談者様の経営状況による相談者様の判断に委ねられます。

築古大家コージー さん

こんにちは！ 築古大家のコージーです。
私も軽量鉄骨アパートを3棟保有しています。築30年を超えてきている物件ばかりですので、最近、順次塗装修繕をしています。また、以前に自宅をメーカーで軽鉄で新築した経験から、それなりに知識のある構造です。
ですが、責任は持てないので、あくまでも素人大家の個人的な意見としてお読みいただきご自身で判断ください。

＞・幕板なども全て取り外して中のシーリングも全て打ち替える
＞・建物の中の水分量が多かった一部の壁は外して、中の鉄骨のサビなどあれば削ってサビ止めを塗り、壁や断熱材も交換する
＞・反ってしまった壁はビス止めをしてきちんと修繕をする

ここまでするのは大変良いことですが、毎度そんなことをやっていれば採算が合いません。
もともと、メーカー製軽鉄アパートは防錆の塗装も現場ではなく工場で電着塗装されてくるため高精度・高耐久でよくできています。サビもある程度はあるでしょうが、雨漏りなどで直接さらされていなければ、躯体の寿命を著しく損なうレベルでは発生していないと予想します。

築30年でしたら、コーキング打ち替え、全面塗装で良いのではないでしょうか？ これなら、メーカーではなく業者でも充分できますので、かなり安く上がるはずです。返済が終わる築50年頃までは充分だと思います。