不動産投資専門のQ&Aサービス「楽待相談室」には、不動産投資に関する質問・相談が日々寄せられ、ベテラン投資家や専門家の方々が回答しています。今回は、その中から「雨漏り修繕」に関する注目のQ&Aを紹介します。 ぜひ参考にしていただき、雨漏りの修繕や予防をしたいという際にお役立てください!
Q. 築古物件の防水工事、40万円の見積りは妥当?
現在賃貸に出している戸建の物件で、1階ベランダ側の壁から雨漏りしています。
雨漏りを直すのに「2階のベランダの防水工事が必要」とのことなのですが、知り合いの大工さんに見積りを出してもらったところ、40万円との事で少し高いと感じました。ベランダは30平米ほどです。
相見積り等を取った方が良いのでしょうか?
皆様でしたら、どのようにされますか?
回答
現物を見ていないので何とも言えませんが、40万円は少々高い気がしました。
簡易修繕で直るレベル(コーキング、モルタル)なら、価格はもっと抑えることができるかと思います。
その大工さんが過去の仕事をしていて良心的単価である実績があるならば、仕方ない部分もあるでしょうが、私だったら相見積りを取るかもしれません。
基本的には、ベランダの防水が漏れやすい部分は以下の通りだと相場が決まっています。
・ゴミなどを集積する隅の部分
・建物に応力がかかった際に応力集中が生じる、隅のノッチのある部分
たまに、重くて鋭角な物をベランダに落としたり、何らかの形で同様の力が加わったりすると、防水が破れる損傷を被る場合もあります。
(1)防水を止めるもの
基本的にはコーキング剤を注入する
(2)建物の防水構造に使用する材料
・防水シート、紙で出来たもの
・防水シート、アスファルトシート
・防水シート、布製のもの
・防水シート、ラバーシート
↓
上のような防水シートを敷き詰めて(接着剤で貼る)、防水塗料を塗って仕上げる
という工程となります。
仮にDIYですれば、材料費のみでかなりお安いお値段で施工できます。
ホームセンターなどには、このような施工の冊子が置いている場合があるので、ぜひご参考になさって下さい。
防水シートの種類や防水塗料やコーキング剤についても、ホームセンターなどで聞くと教えてもらえますよ。
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今回は雨漏り修繕の見積り金額が妥当かどうか、というお悩みでした。
これからの梅雨の時期、雨漏りはいつ生じるか分かりませんよね。雨漏りが発生してから慌てる事態にならないよう、雨漏りを未然に防ぐための屋上防水を施しておくことが必要になってきます。また、どのような業者に依頼するかによっても金額や仕上がりが変わるため、業者選びでも気は抜けません。
まずは最大5社に見積りを依頼して価格を比較できる「一括見積りサービス」を使って、自分が納得できる業者を探してみましょう!